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ふわりと軽く 飄々と こんにちは風◯りです😊
世の中なかなか落ち着く様子を見せず…。
皆さんは最近何か良いことありましたか?良いと思えることがなくても、最近笑いましたか?
こう暗いニュースが多いと知らずに影響を受けて、笑えることも笑えなくなってしまいます。
でもこんな時こそ気分を上向かせることを探すのが大事です😊
さて今回紹介した本ですが、とにかく面白い♪この本は内容が笑える「面白い」だけでなく、興味深くて「面白い」も兼ねそろえた一冊です。
前回は「童話の中の薬草」のお話で少し真面目な感じでしたが、今回は「漢方」のお話です。(決して「漢方」が不真面目と言っている訳ではありません!)
「漢方薬」…さすがは中国が本場なだけあって奥が深い!何でも薬になるのでは?と言うチャレンジ精神。凄いです!昔「漢方薬」の材料の解説本に虫と言う項目があって、その中にゴキブリが載っていた😱のを見つけてショックだったのを思い出しました。今も使われているかはわかりませんが…。
紹介した本には「漢方薬」の材料や由来が書かれていて、ゴキブリよりも、もっとショッキングな事も書かれていました。それでも何でも試してみるチャレンジ精神は尊敬に値します。
ところで皆さんは「漢方薬」を飲んだことがありますか?「漢方薬」に対してどんなイメージを持っていますか?
まずい!・飲みづらい・お年寄りが飲むもの・効くのかよくわからない、などなど…。
確かに「漢方薬」はすぐには効きづらいかもです。それもそのはず、西洋医学と東洋医学では基本的な考え方が違います。
西洋医学は基本症状に対してアプローチをします。
東洋医学は身体のバランスが崩れて症状が出ているからバランスを元に戻すアプローチをします。
?何が違うの?と思った人もいますよね😄
ここからは鍼灸師風◯りの解説♪笑(ほんとに免許持ってます。持ってるだけですが😅)
例えば「風邪」
西洋医学では症状に対して熱があったり咽頭痛があれば解熱鎮痛剤・咳があれば咳止めが処方されます。症状に対して薬が処方され辛さを軽減して休息を取って回復を促す。これが一般的ではないでしょうか。あと抗生剤も処方されますね。
東洋医学では脈や舌・腹部などを診てどこのバランスが崩れているのか?を探します。
同じ風邪症状の人がいても、この人は「脾経」に原因がある・この人は「大腸経」に問題が…。そんな感じで診断していき、それに加えてその人が持って生まれた体質も観て「在るべきバランス」に戻す治療をします。(鍼灸師の先生によって診察スタイルは異なります)
原因も個々の体質も違う為、同じ風邪でも使うツボは違うし、服用すべき漢方薬も違ってきます。(※日本では鍼灸師は漢方薬は扱えません。日本で薬を扱えるのは医師だけです。鍼灸師は鍼や灸で治療します)
西洋・東洋どちらが優れているか?と考えるのではなく両方の良い所をうまく合わせて使うことが大事だと思います。
そして「漢方薬」が効きづらく感じる理由。
身体のバランスが崩れる原因は大概生活習慣に基づいていることが多く、一日二日でバランスが崩れたものではありません。それを「在るべきバランス」に戻して行くのです。すぐに戻る訳がありません。「漢方薬」は少し長い期間服用する事で少しずつ「在るべきバランス」に戻して行きます。
学生だった頃、中国人の先生が「日本人は風邪と言えば葛根湯を飲もうとするけど、あれは間違ってる。その人に合えば効くけど合わなければ何の効果もない」と話されていました。
やっぱり奥が深いです。
ちょっと真面目な話になりましたが、本の中では主に古典治療について書かれています。今じゃあり得ない「薬」や治療法のことが主で、今でも活かされているものについても書かれています。
何より読んでみると、こんなものまで「薬」にしようとしたのか、と笑えます😊もうユーモアの域です(笑)
暗いニュースが多い時期だからこそ、笑えて雑学にもなり、不屈のチャレンジ精神も学べる。
なかなかオススメの一冊です。一人でも多くの人が笑顔で過ごせるといいなぁ☺️
早いコロナの収束を願って🍀
みんなに 良い風が 吹きますように🌈
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